2024年11月06日
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40代/男性
・仏伊中印料理の元シェフで、現在はコンサルティングに携わっています。
・宅麺は主に製麺・スープ開発の参考用に利用しています。
・麺の加水率やスープの甘い、塩っぱい、辛い等は主観ではなく、全て検査器により数値化した絶対値及び相対値を元にコメントしています。答え合わせのご参考に。
・味覚検定チョコEASY・NORMAL・HARD全問正解(全問正解率1%)
・ラヲタ歴35年以上、春木屋・丸長・土佐っ子の味で育ち、家系直系・二郎直系・東池袋大勝軒直系は何周もしている元ガチ勢です。
・プラチナ会員ですが抽選販売は直近29回中26回落選、新商品は全滅で毎回先着販売で買っています。
・麺が解れない原因は強く固めているからではなく、打ち粉が少ないか、配送時の結露による麺表面の糊化が考えられます。コツとしては思い切って麺を取り出してレンチンし、軽く解して茹で直すと解決出来る場合があります。
2024年11月06日
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スープは石山味噌醤油の越後赤味噌をベースとする味噌ダレに、コラーゲンたっぷりの豚骨白湯と背脂粒も浮かべた、旨味甘味も主張するドロっと濃厚なタイプ。
割りスープで好みの濃さに薄めるのが新潟濃厚味噌ラーメンの特徴ですが、本品の塩分濃度は約2.3%と家系ラーメンくらいの塩気なので、
濃いは濃いですが濃味に舌が慣れている方ならスープで割らなくてもそこまで問題もなく食べられると思います。
20年以上昔の割らないと塩辛くて飲めないみたいな強烈な塩味ではなくなっており、
時代の変遷と今春のリニューアルも経て、大分マイルドでまろやかにまとまりましたね。笹口店ともまた異なる味わいです。
ただ東横の割りスープはラーメンのスープとは別に仕込まれた魚介&野菜ベースの清湯となっているので、
塩気を薄めると共に味変としても楽しむ事が出来ます。
ちなみに最初から割りスープを全投入した場合、塩分濃度は約1.6%と一般的な平均値くらいに落ち着きますので、
体調的に塩分が・・・という方の救済措置にもなり得るかなと思います。
麺は自家製で、エッジに円みのある角刃ストレート太麺。濃厚なスープを拾い過ぎないよう計算されたツルツルの麺肌と長さ25センチの短尺カットに、
モチモチとしたコシの強さとコシヒカリ米粉ブレンドによる粘りの強さも兼ね備えた、パワフルかつ甘味の優しい東横ならではの個性的な麺となっています。
伸びにくい多加水麺なので、指定時間を守り、じっくりと茹でましょう。
茹で時間3:30〜4:30となっていますが、4:30マックスで茹でてもしっかりとコシの強い状態に仕上がります。
付属トッピングは全長20センチ、幅10センチ、厚さ5ミリ、重量100gもある、丼を横断する巨大豚肩ロースチャーシューが1枚。
以前の円形ではなく横に長いスライスで、適度な味付けとモチモチの弾力があり、食べ応えは抜群。スープや野菜と共にライスが捗ります。
春に経営が変わった直後に紫竹山のお店でも頂いてきましたが、個人的には新味も印象に残ったので、
こちらも宅麺ラインナップに加えてもらえたらよいなと期待しています。
最後にこのラーメンの作り方ですが、まずはもやしとキャベツをスープで1〜2分ほど煮込み、茹で上げた麺を丼にあけ、
その上からスープと野菜を注ぎ、最後にチャーシューをトッピング、というのが実店舗式の工程となっています。
普通のラーメンのように素のスープをそのまま注ぐだけだとただのしょっぱい味噌ラーメンになってしまうので、
お湯で茹でた野菜を後乗せするのではなく、純すみ系やタンメン、ちゃんぽんのようにスープで煮込むところがポイントです。
分量はもやし100g、キャベツ50gくらいがバランス的に丁度よいと思いますが、スープ量が少な目なので、野菜はあまり多くしないほうがよいです。
野菜の甘味をより引き出したい場合はキャベツの割合を多めにするとよいですが、芯の部分は苦味が出るので外しましょう。