2024年07月25日
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全548件のレビュー中 26-50件目
2024年07月25日
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2024年07月25日
つけ汁はTOKYO Xのガラを使ったドロドロの濃厚トンギョ。
昔の魚粉タイプから脱却して久しく、現在はTOKYO Xを軸に構成されており、
魚介の程よいアクセント、麺との相性、及び重すぎず飽きさせないバランスを計算された、塩甘旨酸の組み合わせが光っています。
麺は心の味自家製の多加水の角刃極太ストレート。
以前よりもモチフワ感が増し、軽やかさと優しさも加わった個性豊かな大吟醸麺は、
しっかり噛む事で麺自体の甘味とスープの風味の一体感が倍増します。
塩と山椒をパラッとかけるだけでも美味しく、日本酒にもよく合います。
付属トッピングはたまり醤油のタレでやや甘めに味付けされたゴリシャキ食感の座布団メンマ2枚と、
チャーシューは低温調理のしっとりとした内モモ肉のレアチャとスモーキーな吊るし焼き肩ロースが1枚ずつ。
宅麺で非常に人気の高いとみ田ですが、麺は最初は半分くらいスープに付けて、
麺の味、スープの味、麺とスープの組み合わされた味のそれぞれを感じるように頂くとよいです。
と実店舗へ伺った際に指南されました(笑)
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2024年07月18日
スープは毘沙門味噌、豚骨、鶏ガラ、節、煮干をベースに、ニンニクの風味と豚挽肉の旨味、
赤唐辛子のピリッとした刺激の効いた、熟成感のあるまろやかな口当たり。
もやしと玉ねぎを300gほど用意し、スープで炒め煮し、茹で上げた麺の上にぶっかけるのが実店舗の調理法となっており、
純すみ系のようなコッテリとしたラード感はなく、あっさりとしつつも深いコクと優しい甘味が特徴的で、
塩分濃度は約2.1%と高めですが、野菜を炒め煮する事により塩分濃度も約1.7%と最適な濃度へ落ち着きます。
麺は自家製の角刃中太縮れ麺。
西山や森住といった札幌麺のような短さやビタミンB2の黄色味はなく、卵白を使った加水率やや低めの若干短めなタイプで、
歯切れが良くブリッブリの弾力とさっぱりとした味わいがスープとマッチしています。
付属トッピングはInスープで、竿の繋がったシャキシャキ穂先メンマが2本と、
チャーシューはモモではなくバラスライスが1枚で、吊るし焼きの香ばしいオーク香がほんのり漂っています。
上越妙高のソウルフードと呼ばれる食堂ミサの味を踏襲した、横浜でも非常に人気の高い名店で、私も何度か足を運んでいます。
野菜の甘味を溶け込ませるのが味の決め手ですので、本来の美味しさを引き出すのであれば、もやしと玉ねぎは必須で用意しておきましょう。
コッテリ好きなら無塩バター、辛いもの好きならかんずりが実店舗式の味変としてお勧めです。
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2024年07月18日
スープは表面をラードが覆った濃い口の醤油豚骨。
麺は麺屋棣鄂のプリップリ角刃中太縮れ麺。
付属トッピングはクラシカルなギシギシ食感のモモチャーシュー4枚と濃口のコリコリメンマ。
家系ラーメンのようにライス&海苔との相性が抜群で、おろしニンニク、生姜、胡椒、豆板醤などの調味料もメチャクチャ合います。
といったレビューよりも店主コメントが一番参考になりますので、公式Xから一部転載します。
〜以下お店の公式Xより転載〜
自分なりに豚骨ラーメンのルーツの様なものを掘り下げて「二郎系、家系、濃厚豚骨が現れる前のこってりラーメンってこんなんじゃなかっのではなかろうか?」
と全国各地の豚骨ラーメンの優れた部分を拾い上げ、妄想とイメージとを膨らませて仕上げたのが今回の「昭和の濃厚豚中華そば」です。
脂っこくて、塩っぱめ、メンマ、チャーシュー、ネギが基本トッピング、お好みで海苔、ホワイトペッパー、ガーリックパウダーが滅茶苦茶合う仕様です。
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2024年07月18日
スープは濃厚豚骨醤油で、豚骨が強く、醤油のキレもあるパンチのある味わい。
塩分濃度約2.4%と塩味は強めで、三浦家オリジナルの香味鶏油は角タレビンの別添となっています。
麺は家系麺よりもやや長めのツルモチ平打中太ストレート。
カタメでもヤワメでも茹で加減はお好みで。
説明文には酒井製麺と書いてありますが、これは心の味食品の麺じゃないですかね?
付属トッピングは海苔3枚、鳴門巻、あとInスープで豚モモと豚肩ロースのチャーシュースライスが1枚ずつ。
吊るし焼きではなく煮豚で、どちらもしっとり軟らかく仕上がっています。
本品はとみ田の心の味食品で製造された冷凍バージョンのようですね。
ただ三浦家は家系を名乗る事を既にやめており、武蔵家のエッセンスは残されてはいるものの、スープも麺も自由度が更に増した印象です。
家系でも何系でもない三浦家という名の豚骨醤油ラーメンで、以前実店舗で頂いた三浦家の味とも違っていましたが、ライスとの相性は抜群の濃口チューニングに変わりはありません。
青菜は付かないので、欲しければ自分で用意しましょう。ほうれん草と小松菜のミックスで実店舗を再現出来ます。
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2024年07月18日
スープはギリギリ清湯と呼ばれるやや濁りのある無化調で、豚をベースとした動物と魚介の多重構造。
ホワイトペッパーのピリッとした刺激と香りが印象的で、塩分濃度約2.4%、Brix値約6.5%と
甘味旨味よりも塩味をメインに感じやすくなっていますが、塩味のエッジは豚背脂の甘味が和らげています。
麺は三河屋製麺のややワイド型中加水角刃中太手揉み縮れ麺。
実店舗より若干少なめの量ですが、それでも一般的には大盛りのボリュームで、食感もツルツルの麺肌とムチグチの強い弾力で食べ応えがあります。
実店舗ではカタメで提供されますが、本商品でも指定通りの茹で時間で実店舗さながらのカタメ食感を再現出来ます。
指定時間より短く上げてしまうとα化が不十分となり、麺本来のコシが生まれないので注意です。
付属トッピングはシャキシャキ食感でやや甘口のメンマ、
チャーシューは軟らかく煮て香ばしく炙られた厚切りの豚バラスライス1枚、吊るし焼きしたスモーキーな肩ローススライス2枚、
ワンタンは5個入りでスープに負けないプリッとした食感に生姜とごま油の香りが効いています。
なお茹でる際には凍ったままの状態だと皮が割れやすいので、事前に冷蔵か常温で半解凍しておくとよいです。
店主は渡なべスタイル出身ですが、船越では適度なジャンク感を取り入れており、
スープは背脂の効果が抜群で、濃口ながらもう一口、もう一口と後を引くクセになる旨さ。
途中で味変におろしにんにくをちょこっと加えると軽く飛びます。
8
2024年07月18日
スープはムテ系の高濃度ドロ豚。口周りがベタつくほどに油分もゼラチン質もたっぷりで、
ドロドロとトロトロの中間くらいの、ガラ骨粉も丼底に沈む重厚感あるヘヴィなタイプです。
呼び戻し式とは異なるサブスープを足してゆく無鉄砲式の製法で、頭骨も使わないため、
久留米のような強い匂いはありませんが、豚特有の香りはしっかりと立ち上ります。
またムテ系は豚骨と油分の濃度が高いためやや味を感じにくいかもしれませんが、
塩分濃度は約2.3%、糖分濃度も約13.9%と、塩分も糖分も実際は結構高めです。
麺は無鉄砲で使っている低加水の日本めんとはタイプの異なる、◯無製麺の平打太縮れ麺。
瑞々しい味わいともっちりとした弾力が特徴的で、強いうねりが濃厚なスープをしっかりと持ち上げてきます。
付属トッピングは無鉄砲と同タイプの肉厚でムッチリ弾力ある豚バラロールスライスチャーシュー3枚と、ゴリシャキ太メンマ2本に鳴門巻が1枚。
数々のタイトルを受賞している関西の名店で、味わいはまんまムテ系なので、
宅麺で販売されている無鉄砲や無心がお好きな方ならストライクだと思います。
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2024年07月18日
スープはクリア豚骨というジャンルに分類されている半透明半白濁の淡麗豚骨で、
中火と強火を織り交ぜ一気に炊き上げるフレッシュな取り切り式。
頭骨不使用のため臭みはなくライトであっさりしているものの、豚感、コク、旨味はギュッと詰まっており、
塩分濃度約2.4%と塩味は強めながら、甘味、旨味、豚骨の厚みとバランス良くマッチしています。
麺は中加水角刃中細ストレート。昔ながらの白麺で、ムチモチとしたコシが特徴的です。
九州の豚骨ラーメン=短時間で茹でる低加水の極細麺&替玉という先入観をお持ちの方も多いですが、
それは博多長浜の文化で、久留米などその他地域の豚骨ラーメンでは替玉は無く、しっかりと茹でる中太中細の麺が基本的に使われています。
付属トッピングはコリシャキの細メンマと、軟らかいバラロールチャーシューに昔ながらのギシギシモモチャーシューが1 枚ずつ。
ちなみに実店舗でトッピングされている薬味は万能ネギや芽ネギなどの青ネギではなく、
アサツキという名のネギの仲間の植物で、非常に細いのが特徴です。
黒門はクリア豚骨の代表的な人気店で、ラヲタなら誰でも知っているレベルの超有名店です。
なお麺は長浜や博多のラーメンとタイプが違い、バリカタのように硬めに茹でると内部までα化せず生煮えになってしまう為、
カタメ好きでもせめて2分以上はしっかり茹でましょう。加熱、吸水が不十分だと麺のコシが生まれずボソボソとした生食感になってしまいます。
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2024年07月11日
つけ汁はトマトを前面に出したトマト主体の味わい。
塩分濃度も約2.1%とトマト自体の味を活かしつつ麺との相性も考慮した濃度となっており、
甘味酸味旨味のバランスが絶妙で、あっさりとしつつも程よいコクを生み出しています。
麺は自家製の多加水角刃平打太麺。
小松菜粉末を練り込んだ瑞々しい翡翠麺で、ツルツル滑らかな麺肌とモチモチ柔らかな弾力が持ち味となっており、
麺の甘味とスープの塩味酸味がお互いを引き立て合っています。
硬め茹では麺の性質上合わないので、7〜8分しっかり茹でてα化させ、ふんわりもっちりとしたソフトな食感を楽しみましょう。
付属トッピングのみやぎサーモンは養殖の銀鮭を水揚げ直後に神経締めしたもので、
鮮度が良くアニサキスもいないため生食出来るのが特徴です。
こちらはInスープのため熱湯湯煎すると火が通ってしまいますが、みやぎサーモン特有のしっとりねっとりとした味と食感を楽しみたい方は、
水を張ったボウルか冷蔵庫内でスープを低温解凍して銀鮭のみ取り出し、
スープはこぼれないように湯煎にかけるか、スープのみ耐熱容器に移してレンチンで温めるとよいです。
多少手間ですが、サーモンの刺身がお好きな方にはお勧めです。ご飯のおかずにも日本酒や麦焼酎の良いアテにもなります笑
逆にしっかりと火を通したい方は十分に湯煎しましょう。
加熱して身をほぐすと鮭の塩味と旨味がスープに回り、コクと風味もアップします。
ちなみにスープは温めずに冷やしにしてもスッキリ爽やかな味わいで美味しく頂く事が出来ます。
そうめんや冷や麦とも相性が良く、スープが余ったら硬めに炊いたライスとチーズとBPでトマトリゾット風にリメイクも可能です。
トマト、サーモン、スピナーチのタリオリーニを使ったパスタ料理のようなイタリアン的な雰囲気もあり、
暑さで弱った胃袋にもスルスルっと入る清々しい一品になっていると思います。私は大好きです。
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2024年07月11日
スープは家系風ですが、家系の特徴である雑味ある動物感はなく、根菜の甘味やワインのフルーティな香りと酸味もあり、飲み口はすっきりまろやか。
鴨油も浮かべられていますが、出汁の骨子は豚が担っており、何よりポルチーニの風味が強く主張しています。
塩分濃度は約2.0%と濃口ですが、トータルバランスとしては絶妙な塩梅となっています。
麺はそこそこ家系感のある中加水角刃平打中太ストレート。菅野製麺所で変わりないかな?
硬さは好みでよいと思いますが、5分しっかり茹でたほうがコシの強さとツルモチの弾力、
滑らかな舌触りといった麺本来のポテンシャルがより発揮されるようになります。
スープとの相性も抜群で、まったりとしたスープの塩味、旨味、酸味の後に、麺の甘味が余韻として残ります。
また家系麺と違い40cm弱の長尺なので、家系の短い麺に馴染めない家系初心者には特に好まれると思います。
付属トッピングはしっとりもっちりとした豚ローススライスと、表面を炙ったねっとりトロトロに柔らかい厚切り豚肩バラ煮が1枚ずつ。
Inスープのため熱湯湯煎するとロース肉のほうはやや硬くなってしまいますが、
熱が入る前に具材だけサルベージすれば、画像の様に品質を保った状態で頂く事が出来ます。
家系ではないので海苔やほうれん草などは付きませんが、必要な方は各自で用意しましょう。ただ相性的にはそこまで拘る必要もないと思います。
実店舗の限定メニュー、八咫烏式家系「評論家(ひょうろんや)」の冷凍通販バージョン的な感じですね。
「家系に固定概念ある方お断り」という通り、家系風といってもガラはしっかり血抜きされており、
雑味も臭みもなく、ワインやポルチーニも香るふくよかで円みのある味わいで、
フォーマットは家系的ですが、中身は和洋中を取り入れた個性的な家系風創作ラーメンといったテイストです。
ライスとも相性抜群で、スープに加えて雑炊風にするとサラサラっといけます。
ちなみに画像5枚目は八咫烏公式アレンジバージョンです。鴨のローストをトッピングし、苺のコンフィチュールとバルサミコ酢のソースをあしらっています。
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2024年07月04日
つけ汁は中華そばスタイルの淡麗系塩清湯。
芳醇な鰹の旨味、白口煮干の上品な甘味、まろやかな鶏油がベースとなっていますが、
塩分濃度は約2.8%と力強く、シャープな塩味、優しい甘味、キリリとした酸味、唐辛子のほんのりとした辛味が味わいをすっきりとさせています。
手火山式焙乾製法による熟成感を舌と鼻でじっくりと味わいましょう。
麺は長尺でラーメンよりもやや太めのワイド型全粒粉入り多加水角刃中細ストレート。
宅麺商品内だとトイボにも卸している大成食品製で、水で締める事により滑らかな麺肌とプリコリとした心地よいコシが生まれ、
つけ汁の塩味酸味と合わせる事により小麦の甘味がより活きて感じられるようになります。
昆布水からはほのかに節が香り、麺にまとわせて頂くとつけ汁の塩味酸味がまろやかな味わいに転じ、旨味が爆発します。
食物繊維により麺がもっちりとし、伸びにくくもなるという利点もあり、麺を食べ終えた後にはスープ割としても活用出来ます。
付属トッピングは肩ロースのレアチャーシュー、軟らかく煮られたロースチャーシュー、厚切りナルト、
発酵感伝わる淡い味付けのジャキジャキ細切りメンマ、三角海苔の5品で、全てが個包装のこだわりっぷり。
熱湯湯煎せず、流水かぬるま湯で解凍しましょう。夏場なら15分程度あれば常温解凍も可能です。
四つ葉は実店舗で頂いて以来久々でしたが、頂く度に味がブラッシュアップされていて、毎回ワクワクさせられます。
このつけそばも個人的には鰹よりカエシが印象的でした。四つ葉といえばとにかく醤油の使い方が非凡なのですが、塩も圧倒的ですね。
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2024年07月04日
スープは中華そばスタイルの淡麗系醤油清湯。
塩分濃度は約2.0%と高めながら、やや多めのまろやかな鶏油が味に円みを生んでおり、
生醤油のキレ、芳醇な鰹の旨味、白口煮干の上品な甘味、リンゴ酢のすっきりとした酸味、
そして丼から立ち昇る馥郁とした和の香りが鼻腔をくすぐってきます。
手火山式焙乾製法による熟成感を舌と鼻でじっくりと味わいましょう。
麺は長尺でややワイド型の全粒粉入り中加水角刃細ストレート。
宅麺商品内だとトイボにも卸している大成食品製で、しなやかでパツパツとした歯切れの良さ、
ツルモチの食感、小麦の甘味、スープとの一体感と全てが抜群の逸品。
付属トッピングは肩ロースのレアチャーシュー、軟らかく煮られたロースチャーシュー、厚切りナルト、
発酵感伝わる淡い味付けのジャキジャキ細切りメンマ、三角海苔の5品で、全てが個包装のこだわりっぷり。
熱湯湯煎せず、流水かぬるま湯で解凍しましょう。夏場なら15分程度あれば常温解凍も可能です。
四つ葉はRDBの埼玉県人気ランキングでも1位を獲得する超有名店なので、既にご存じの方もいるかと思います。
スープ、麺、トッピングとそれぞれが繊細な気配りの上で冷凍化されていますので、調理も丁寧に行いましょう。
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2024年06月27日
スープは甘海老の頭と殻から取った出汁と鶏ガラを濾し、魚介を合わせブレンダーで泡立てた濃厚でクリーミーな泡系鶏海老白湯。
塩分濃度は約1.8%と泡スープを前提とした塩味で、泡立てる事で塩味がまろやかになり、ふんわり柔らかな口当たりとなります。
海老は臭みがなく、反面しっかりと存在感のある絶妙な塩梅で、
海老油も香ばしく効いており、海老のフレーバーと旨味と適度な甘味を心地良く堪能出来ます。
麺はもち麦を使った全粒粉入りの多加水平打ち太麺で、つるつる滑らかでしっとりシルキーな麺肌と、
ムチグチからモチフワへと変化する優しい食感がまろやかなスープと見事にマッチしています。
時間経過で柔らかくなればなるほどスープとの融和性が増してゆくため、
ゆっくりじっくり頂くと味の移ろいを余すことなく味わうことが出来ます。
付属トッピングはチャーシュー2種で、スモーキーにローストされた豚肩ローススライスと低温調理のしっとり鶏むね肉が各1枚。
どちらも湯煎加熱すると品質が変わるので、常温か流水かぬるま湯での解凍が好ましいです。
最後は残ったスープにライスを投入し、チーズを溶かすと美味しい海老リゾットとして2度楽しめます。
なお実店舗ではスープをブレンダーで撹拌し、泡出ててから提供されます。
本品も事前にブレンダーにかけられており、多少は泡が残っているためブレンダー不使用の状態でも美味しいは美味しいですが、
商品本来の味や風味、口当たり、麺との絡みを正確に再現したい方は、ハンドブレンダーかホイッパーを用意して、今一度泡立て直してから頂きましょう。
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2024年06月20日
スープは穏やかな動物ベースにすっきりとした酸味と辛味と爽やかな麻味(痺れ)を効かせた醤油清湯。
商品名は酸辣湯麺ですが、片栗粉や溶き卵は使われておらず、ピリ辛の辣油からは花椒や八角などのスパイスが香り、
榮林のような元祖系とは異なる、酸辣湯と麻辣湯を組み合わせたようなタイプとなっています。
麺は強力粉と中力粉を配合した自家製の中加水角刃細ストレート。
スープの酸味辣味を引き立てる甘味と、しなやかでプリプリコリコリとした食感が特徴的。
大盛りのボリュームで、食べ応えも抜群です。
付属トッピングは胡麻油で炒めた細切りの筍とレア気味の肩ロースチャーシュースライスが1.5枚。
チャーシューは厚めの大判で、こちらも食べ応え満点。
しっとり軟かな仕上がりなので、湯煎はせずに流水解凍して、熱々のスープに浮かべて徐々に熱を通すと再現度が高くなります。
今春の小山のイベントで提供していた麻酢湯麺(酸辣湯麺オマージュ)に調整が加えられた宅麺CK製の再現商品ですね。
ただ小山で頂いた実物よりも酸味がやや抑え目で、万人向きの味にレシピ化されたようです。
また塩分濃度は約1.8%と少々高めで、追加のトッピングもしっかりと受け止めてくれます。
ワカメとパクチーは相性抜群なので、お好きな方はガッツリ用意しておきましょう。
四川料理店で職人をしていた頃、賄いで酸辣汤に麻辣醤や糟辣椒を加え、油条を浸して食べていた時の懐かしい味を思い出しました。
もしスープが残ったら、ライスとネギや溶き卵なども追加し、ひと煮立ちさせて雑炊にしても美味しく頂けると思います。
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2024年06月06日
本品は通常のスタ満そばにポン酢(ミツカン味ぽん)が付いたサービス商品となっています。
スタ満はアリラン、二郎、竹岡式のハイブリッドと言われている通り、二郎インスパではなくあくまでアリランと竹岡式がベースとなっており、
そこに二郎インスパっぽさを足してみたという感じのラーメンです。
という事で麺はオーション配合の二郎インスパっぽい低加水極太平打麺、
スープはキリリと醤油が立ち黒胡椒もピリっと効かせたうまじょっぱいピリ辛濃口醤油清湯スープ、
具は噛み応えのあるムチムチ弾力の豚バラ拍子木切りに玉葱とニンニクとニラがたっぷり。
付属の味付背脂をトッピングすれば二郎インスパっぽいジャンク感を、ラー油をかければアリランっぽい刺激的な味わいに仕上げられます。
スープを吸った具と麺はご飯のおかずにもなるので、出来ればライスも用意しておきましょう。
麺も具も超大盛りなので、大食漢でなければ1食を2人で分けて丁度良いボリュームになると思います。
付属のミツカン味ぽんは大さじ1杯分の量となっており、こちらと生卵を混ぜ合わせると実店舗のぽん玉というサイドメニューになります。
スープは塩分濃度約2.5%とかなりの濃味ですが、スープから引っ張り出した麺をぽん玊に絡める事で味わいがまろやかに、且つさっぱりと頂く事が出来ます。
本品を買いそびれた方でもポン酢があれば再現可能です。
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2024年06月06日
スープは醤油返しがキリッとシャープに効いた直系タイプで、
豚と鶏の割合は個性的ですがコラーゲンもしっかり溶け出していて、
多めの鶏油と合わせ直系っぽいキレと厚みのバランスが取れています。
麺は作田家も卸している大橋製麺多摩の家系麺。
家系麺の特徴である短尺の逆切り角刃平打中太ストレートで、
加水率低めながらモチモチとしたコシが印象的。
カタくしたい方は4分くらいで上げちゃってもいいかもです。
付属トッピングはチャーシューも直系スタイルのモモスモークスライスが2枚。
芳ばしい薫香とその香りを活かした塩味に、しっとりむっちりとした食感。
そのほか板海苔が5枚とホウレン草も付いたフル装備で、
通常版よりもチャーシューが1枚増、海苔が2枚増、あと通常版には無かったほうれん草も追加された特別仕様となっています。
亜流系のお店ですが、味とスタイルは吉村家直系インスパイアの硬派なタイプで、
壱系やその他亜流系のライトなCPSが好きな方や家系初心者には塩味と油分が強く感じられるかもしれません。
実際塩分濃度は約3.0%と高く、麺とライス一杯分とスープを完食完飲した場合、
成人の約1日分の糖質と脂質、約2日分以上の塩分をこの一杯で摂取する事になります。
完飲派は青菜と茹でキャベツもたっぷり用意してバランス良く頂きましょう。
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2024年05月29日
スープは若い豚骨感とゼラチン質のトロみが印象的で、鶏油のまろみと醤油のキレもありますが、直系と比較するとややライトなタイプ。
王道家系列はスープの仕込み方が吉村家直系と異なる為、フレッシュな熟成感が特長として表れています。
塩分濃度は約2.3%と家系では普通の濃さ。家系なので塩が強いのは当たり前ですね。
麺は王道家の自家製逆切り短尺平打太麺。王道家のスープに合わせたチューニングとなっており、
家系では一般的な短さですが、酒井よりも太く、酒井よりも加水率は低めで、
スープとの絡み、吸い上げも程よく、カタメだとコツコツ、ヤワメだとフワフワとした食感になります。
付属トッピングはホウレン草と大判海苔3枚、吊るし焼きの燻製大判ももチャーシューが3枚。
スモーキーな燻香としっとりもっちりとした食感をこのボリュームで堪能出来ます。
以前宅麺でも販売されていた王道家のグループ店ですね。
一点、打ち粉が少なく麺同士が引っ付きやすくなっているので、茹で方には気を付けましょう。
くっついた麺は菜箸で弄っても解れないので、ある程度茹でてから麺同士を優しく引っ剥がすようにするとよいです。
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2024年05月29日
スープは動物を主体とした醤油清湯。醤油のキレと鴨の風味にやや多めの鴨鶏油が特長的で、あっさりとしながら中庸的なコクもあるタイプ。
麺は菅野製麺所の全粒粉入り角刃ストレート細麺。
加水率はやや低くしなやかで歯切れよいコリパツの食感ですが、時間経過とともにもっちりとした食感に変わってゆきます。
香ばしい風味と鴨の出汁も相まって、どこか日本蕎麦的な風情も感じられます。
昆布水は鰹の香りと塩味がふんわりと加えられており、塩や山葵を軽く塗るだけでも美味しく頂けますが、
塩分濃度約3.0%の濃口スープに浸す事で醤油のエッジが円くなり、旨味もイノシン酸とグルタミン酸の相乗効果で爆発的にアップします。
昆布の食物繊維が麺をコーティングする事で麺が伸びにくくなるというのも利点の1つですね。
付属トッピングはサクサク滑らかな穂先メンマが1本と、豚肩ロースのレアチャーシュースライス、
ヒッコリーの燻香を纏った鴨ロースの吊るし焼きスライスが各1枚。
いずれもスープに干渉しない淡口の味付けとなっています。
はやし田などを手掛ける株式会社INGSのプロデュース店で、開店当初に行った時ははやし田っぽさが色濃く出ていましたが、
現在はオリジナリティも感じられる味わいとなっています。
甘みを抑えた鴨せいろのような要素もあるので、昆布水は以前のように最初から使わず後がけにしても味変として良いと思います。
ちなみに昆布水麺を塩で頂く場合、海の物(魚介)には海の塩、山の物(動物)には山の塩という料理のセオリー的なものがあり、
岩塩は味が濃く昆布に対して主張が強いので、昆布水に使うならまろやかな海塩のほうが相性が良く、素材が活きます。
ただ実店舗ではヒマラヤ岩塩が添えられている通り、ピンクソルトは鉄分とカリウムが豊富で、ほのかな甘味があり、違和感なくマッチします。
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2024年05月23日
スープは名古屋コーチンの丸鶏と豚骨をベースに節と羅臼昆布などの魚介を合わせた琥珀色の淡麗塩清湯。
沸かさずじっくり煮出しているので獣臭はなく、海塩と藻塩をブレンドした塩ダレのまろやかな塩味とミネラル成分が旨味に深みと奥行きを与えています。
麺は自家製多加水平打太麺。丁寧に手揉みされた強いうねりが食感の遊びを生み、スープをしっかりと拾い上げます。
小麦粉は国産100%の強力粉に中力粉も配合されたオリジナルブレンドで、熟成感の伝わる旨味と甘味、
ツルッツルの瑞々しい麺肌、ブリッブリの弾力、モッチモチの力強いコシが特長の逸品。
この麺に絡める昆布水には焼きあごや本枯節の香ばしい風味も乗せてあり、
本店の昆布水と比較すると塩味がしっかりしているので、つけ汁や塩を使わずとも昆布水を絡めた麺だけでスルスルいけます。
つけ汁の塩分濃度は約2.5%とつけ麺としては概ね平均的〜若干淡めですが、この昆布水を纏った麺と合わせると、
塩味のピントがピッタリ合うと共に塩の角も取れ、アミノ酸の相乗効果で旨味も飛躍的にアップします。
ちなみにわじまの水塩とは能登輪島沖の海水を結晶化直前まで低温濃縮した液体塩で、
豊富に含まれたナトリウムとマグネシウムが素材の長所を際立たせてくれるため、
私もドレッシングやピクルス、マリネの下味など様々な用途で度々使用しています。
付属トッピングは歯応えの強いメンマと、吊るし焼きした豚バラチャーシュースライスが2枚。
脂身の多いバラ部位ですが、常温でもあっさりしており、脂の甘味とスモーキーな風味が麺とマッチしています。
進化本店は来月で一旦クローズし、屋号も味もリニューアルして再出発されるそうですが、
更に進化した新たなしおらーめんが全国に届けられる日が来るのを今から楽しみにしています。
(現在のしおらーめんは町田駅前店で引き続き提供されるそうです)
6
2024年05月23日
スープは丹波黒どりの丸鶏をベースに豚モモ肉の切端と野菜も加えた無化調淡麗水鶏系。
カエシの醤油は生揚げ醤油やたまり醤油など10種のブレンドで、封を開けるや否や芳醇な香りが立ち昇り、
コク深くキレもある、複合的な配合バランスが緻密に計算されています。
塩分濃度は約1.8%と、このタイプのラーメンでは概ね平均的ですが、
鶏の厚みと鶏油のまろみにより、程良いエッジの後を引く飲み口となっています。
麺は三河屋製麺の全粒粉入りワイド型角刃細ストレート。
滑らかな甘味がスープとの一体感を高め、加水率やや高めのつるつるとした麺肌にはほのかにざらつきもあり、
喉越し良く、もちもちとしたコシが心地良い食感を生み出しています。
付属トッピングは非常にラグジュアリーな構成で、茎と穂先の繋がった長太メンマが1本と、
チャーシューは豚肩ロースの吊るし焼き、三元豚もも肉の塩麹焼き、鶏ももチャーシュー、鶏むねレアチャ、鴨ロースの吊るし焼きの5種5品。
いずれも素材本来の味を活かした控え目の味付けとなっています。
実店舗の特選醤油とはトッピング内容がやや異なるものの、1,620円とほぼ同価格で提供してくれるのはかなりの大サービス。
豚肉の価格が高騰を続ける中で、コストパフォーマンスの良さがキラリと光っています。
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2024年05月09日
中華そばのスープは昭和の町中華を思い起こすような鶏ベースの醤油清湯。
味の素が別パックで大さじ1杯分付いていますが、そもそものスープの塩分濃度が約2.1%と濃口で、
味の素も予めしっかり使われているので、追加しなくとも充分美味しく頂けます。
追加するとBrix値もそれだけ増加し味も更に濃くなるので、入れるにしても量はお好みで調節しましょう。
あと説明文に化調香るとありますが、味の素自体は実質無臭です笑
麺は浅草開化楼の中加水角刃縮れ中太麺。
スープと絡みやすい縮れ具合とプリパツの食感で、こちらも昔ながらのオーソドックスなスタイルを踏襲しています。
付属トッピングはInスープで、豚バラロールチャーシュースライスとナルト巻スライスが1枚ずつ。
味の崩れを心配するタイプのラーメンではないので、好きな具を好きなだけ追加して楽しみましょう。
チャーハンはレンジシールで真空冷凍されており、パックのままレンジ調理出来るお手軽仕様となっています。
具材は刻んだチャーシューとナルト、グリンピースと、こちらもオーソドックスな構成。
半チャーハンではなくしっかり一人前のボリュームで、こちらにも味の素がガッツリ投入されています。
味付けは典型的な町中華で、スープを使っていないのでしっとり系ではなく程よくホロリとしていますが、
たっぷりのラードで香ばしく炒められているため、オイリーでもっちりしたタイプとなっています。
なおパラパラ系に仕上げたい場合はレンジ加熱後にフライパンで軽く乾煎りするとよいですが、長く炒めると水分の飛び過ぎでパサパサになるので注意しましょう。
しっとり系に変えたい場合はレンジ加熱後に中華そばのスープをレンゲ1杯弱ほど加えてフライパンで軽く炒め直すと上手に仕上がります。
一般的に冷凍炒飯は産業用ロボットと瞬間冷凍機でシステム化して大量生産を行いますが、
これらを個人の手によって何百食分も行うのは、仕込みから梱包までの手間も含めると並大抵の労力ではありません。
敬意と感謝の念とともに、今回も大変美味しく頂きました。
18
2024年05月09日
スープはクリアに澄んだあっさり鶏清湯。塩分濃度は約1.9%と若干高めながら塩味はまろやかで、
また化調も効かされているため旨味も強く、このスープ単体で既に完成されたクオリティとなっています。
麺は三河屋製麺の全粒粉入り角刃ストレート。切刃20番手の中太に分類される太さで、
春よ恋特有のモチモチとした弾力と中加水のしなやかなコシがスープとマッチしています。
チーズはクリームチーズをベースとした複数のフレッシュチーズにホワイトチェダーなどもブレンドされた独自配合。当然湯煎厳禁です。
濃厚で口溶けも良く、ほのかな甘味と酸味が瑞々しさと清涼感も与えてくれます。
ゴルゴンゾーラは極少量なので、青カビが苦手な方でも問題ないと思います。
このチーズを麺に絡めて頂くと、あっさりとした味わいに深みとコクがググっと加わり、濃厚ながら重みのない爽やかな味わいに一変します。
また食べ進む内にスープがクリーミーかつミルキーなチーズテイストに変わってゆき、前半と後半で異なる味わいが楽しめるのも特徴となっています。
トッピングは生ハムの強い塩味がチーズと抜群の相性をみせます。
生ハムがなくても家庭用のベーコンやハムなど塩味があるものであれば充分合いますので、何かしら乗せるとより美味しく頂けると思います。
ブイヨン・ド・ヴォライユに昆布と醤油で味付けして、そこにチーズとヌードルを落とすという和洋織り交ぜた発想は、
所謂ヌーベルキュイジーヌ的なアプローチで、仏伊料理出身者としても非常に魅力的な味わいです(笑)
とにかくチーズのブレンドがお洒落で素敵ですね。残ったスープに玄米ライスは勿論、リゾーニや押し麦、またBPやEVOなど足すのも合うと思います。
9
2024年05月02日
コックコート姿の佐野さんと最後にお会いしたのは佐野さんが亡くなる半年前の2013年秋、新宿での大つけ麺博でした。
佐野JAPANの錚々たるメンバーも交えて談笑しながら頂いたガチンコつけ麺の美味しさたるや、今も鮮明に舌が憶えています。
鵠沼海岸時代からお世話になり、こちらの世界に携わるきっかけも作って下さった佐野さんの支那そばや。
鵠沼海岸、ラ博、そして現在と、時代とともに味も変遷を経ましたが、
美味しさだけは不変だった佐野さんのらぁ麺への情熱は、佐野さん亡き後も日本中の同志たちに引き継がれています。
9
2024年04月18日
スープは澄み渡る無化調淡麗清湯で、まずは本枯や白口煮干など魚介の香りと甘味がフワッと口内に押し寄せ、
熊野地鶏の丸鶏とガラによる厚みのある風味と旨味が余韻として残ります。
塩ダレは塩味と甘味の均整の取れたまろやかな味わいで、塩分濃度も約1.7%と濃過ぎず薄過ぎずの絶妙な塩梅。
このスープ凄いですね。以前から更新されているものの何の違和感もなく、あまりの美味しさについグビグビと飲んでしまいました。
麺は自家製の中加水角刃ストレート細麺。北海道産小麦を独自配合した横山製粉のPB粉で、
滑らかでツルツルとしたシルキーな麺肌、しなやかなハリ、熟成感伝わるムチパツの強いコシ、
時間の経過とともに生まれるモチフワのクッション性、温度が下がるにつれ存在感を増す小麦の甘味、
これらの特長がスープと見事に調和しています。
硬め茹では避け、最低2リットル以上の熱湯で指定時間通りしっかりと茹でましょう。
また麺に触れ過ぎても麺肌を傷付けるので、ほぐれたら茹で上がるまで麺に触れるのはやめましょう。
付属トッピングは香り、出汁感、歯応えともに絶妙でジューシーな極太メンマ2本と、
以前入っていた地鶏団子は豚肩ロースチャーシュー2枚に変わっており、
低温調理のしっとり軟らかいミディアムレア状が食べ応えある厚切りとなっています。
塩味もありながら、肉汁は逃げずにたっぶり。熱湯湯煎はアウトです、解凍は必ず冷蔵か流水で。
ちなみに複数購入した内の1食は豚肩ロースと鶏胸肉のレアチャが1枚ずつ入っていたので、製造ロットで内容に違いがあるかもです。
この鶏レアチャも鉢ノ葦葉の人気トッピングで、優しい塩味としっとり軟らかく瑞々しい口当たりが特長の逸品です。
ここ数年は実店舗に行けておらず、最後に頂いたのも2年前の宅麺でしたが、
それからスープも麺も細かくアップデートされており、正直感動モノの美味しさでした。まさに天才のなせる技ですね。
冷凍向けにチューニングされているとは思いますが、冷凍でこのレベルだと作りたてはどんなに凄いのかと思うと、もう久々に実店舗にも行かずにはいられないです(笑)
11
2024年04月04日
浜松の宅麺クラウドキッチンで製造された富士丸ブランド麺です。
量は1玉約270gとなっています。
加水率やや低めの強くうねった角刃平打太麺で、短めに茹でると富士丸らしいゴワボソ食感になりますが、
長めに茹でても二郎直系っぽいフワデロにはならず、ポクポクとした食感になります。
画像1枚目は右が富士丸製、左が宅麺CK製です。宅麺製が白っぽいのは打ち粉によるもので、どちらもオーション麺です。
切刃番手も同じで、冷凍生麺同士の比較という観点で言えば、しっかりコピー出来ていると思います。
インスパ系の麺マシに加えるもよし、
濃厚系スープの替え玉に使うもよし、
自作スープで家二郎を楽しむもよし、
別売鍋スープの〆に投入するもよし、
梶原の白(油そば)風に食すもよし、
食べ方はお好みで。
ちなみに梶原の白とは茹でた麺に背脂とほぐしたブタと長ネギを乗せた富士丸梶原店の独自メニューで、
麺半玉に対し、ブタカスアブラ(ラーメンや鍋スープの付属品)1パックで塩味のバランスが取れます。
画像2枚目は上記量を普通のラーメン丼に盛り付けたボリューム感です。半玉で普通に一人前の量になります(笑)
残った半玉分の麺は鍋の〆やラーメンに加えて大盛り仕様にすると無駄なく使えますが、
白だけで麺1玉使いたい場合はブタカスアブラ1パックに濃口醤油&旨味調味料を適量足すか、ブタカスアブラを2パック用意するとよいです。
ただ2パックだと液状油がちょっと多いかも。
ほぐしブタとネギの量はお好みで。
生卵やラー油、酢、ニンニク、玉葱、唐辛子、胡椒、生姜、紅生姜なども好きなだけ追加して楽しみましょう。
ヤサイは味が薄まるので量に注意です。
富士丸のブランドが付いた二郎系冷凍生麺という希少性も加味した上で、
1玉270gを小売で税込270円なら、通販だと安いほうですね。
コスパ(価格に対する満足度)は高いほうだと思います。
6
今回もハイグレードな逸品となっておりましたが、全体的には前回の友情醤油と大幅な構成の変化はなかったため、
画像のみ今回のものに更新して、文面は前回のレビューをそのままコピペします。
スープは現在の本店のしょうゆらぁ麺に似た淡色ですが、塩分は若干控え目。
醤油のエッジも優しく、鶏中心ながら濃厚なコハク酸の旨味も凝縮されていて、
非常に複雑な構成でいつつも絶妙なまとまりをみせています。
全粒粉入りの麺は抜群の風味と甘みが詰まっており、食感は滑らかで、
シルキーな舌触りともっちりとした弾力が備わっています。
本店ともまた違うタイプですが、この麺相当ヤバいですね。
付属トッピングは低温調理のローススライスと、甘い脂がジューシーに溢れ出るバラロールが1枚ずつに、食感の異なる2本のメンマ。
どれも熱湯湯煎厳禁です、必ずぬるま湯か流水での解凍を。
味自体は今の本店の醤油らぁめんよりもカエシがまろやかに感じられ、個人的にはこちらのほうが好みでした。
そして何と言っても麺が超極上の逸品です。決して硬めにせず、時間通りにしっかりと茹でましょう。