「元料理人で現コンサルなラヲタ」全ての宅麺レビュー

全548件のレビュー中 376-400件目


2020年11月14日

こちらの牛肉麺は蘭州の牛肉拉面と異なり、重慶の牛肉面と台湾の紅燒牛肉麵をミックスしたようなやや独自色のあるものですが、ヒルズの飄香で頂いたものと違い、通販用に食材のグレードを替えてるいるようで、実店舗よりも安く、家庭用・庶民的にアレンジされています。
スープは鶏ガラベースの清淡に海椒、郫県豆板醤、赤花椒などによる麻辣味、また香菜、八角、丁香、肉桂などのスパイスを効かせた刺激的なもので、別袋の香味辣油を入れると更に強い辛味が加わります。
麺はコシの強いストレート中細麺で、中華で好まれる白麺ではなく、日式のラーメンタイプが使われています。
具材には軟らかく煮込まれた牛バラ肉が6ヶと、小さく刻まれたしめじや筍などがそこそこ。麺も少なく肉以外はボリューム感に欠けますが、具をご飯に乗せると牛腩飯としても楽しめます。
実店舗よりもリーズナブルに味わえる準高級中華といった感じで、中国や台湾では安い大衆食である牛肉麺も、この使用食材とこの価格で、冷凍通販として考えるのであれば、良いサービスかなと思います。

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2020年11月14日

タレはほんのりスパイシーで背脂がたっぷり。魚粉も入っていますがさほどの主張はありません。味は濃すぎず薄すぎずで、ヤサイを多めにしたり全卵を加えたりするとやや水っぽくなりますが、チーズやマヨネーズを追加することで塩分はリカバリーできます。
麺は低加水の強縮れ平打極太麺。麺量がかなり多いので、大きめの丼を用意したほうが食べやすいと思います。
付属トッピングは軟らかい中サイズのバラロールが一枚と味付背脂、ふりかけは揚げ玉と刻み海苔と胡麻と干海老が少々。
追加トッピングの自由度が高い味付けになっているので、あれこれ乗せるのが好きな方は色々なバリエーションが楽しめると思います。

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2020年11月14日

スープは獸系不使用の煮干100%で、セメント色をしていますがドロつきは弱く、煮干の粒々感は強めながら飲み口はサラリとしています。無化調ながら旨味は充分で、塩味も程良く、苦味もそれなりに効いています。
麺は中沢製麺所のパツ系低加水中細ストレート。店主お勧めの45秒茹でにしましたが、歯切れも吸い上げも良く、実店舗ばりの絶妙なバランスに仕上がりました。
付属トッピングは無いので、水にさらして辛味を抜いた刻み玉葱だけ自分で加えて。相性は良いですが、スープの温度が下がるので、量は程々に。
店主が敬愛している伊吹ともやや異なるタイプですが、ブレンドのバランスと旨味の抽出は実にお見事。ただ苦味耐性が低い方は若干クセを感じるかもしれません。

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2020年11月10日

スープは白胡麻の焙煎香が立ちのぼるモミジ中心の鶏ガラベースで、キリッとした酸味が効いています。別袋の香味辣油は八角と肉桂が強く香り、スッキリとした辛味と爽やかな花椒の痺れが楽しめます。
麺は細麺タイプでは珍しい加水率高めの緩縮れ卵麺で、コリコリプリプリとした食感。
具材には四川名産の芽菜と、甜麺醤で甘めに炒められた炸醤が一緒にパックされています。同包だと二つの味が混ざってしまうので、出来れば別々にパックしてもらえると嬉しいですね。
タイトルには濃厚とありますが、日本のラーメンのようなガラ濃度はなく、多量の油とケミカルな旨味とスパイスの香りを織り混ぜた、中華特有の味わいとなっています。

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2020年11月08日

スープは甘味旨味の効いた豚骨ベースの辛味噌味で、麻婆豆腐風の辛味餡を溶かすことで甘味旨味と塩味のバランスが整うようになっています。具の野菜はニンニクがたっぷり入っていますが、かなりクッタクタです。
麺はサッポロ製麺の緩ウェーブもちもち中太麺。中○も以前はサッポロ製麺でしたが、現在は変えてしまったので、食感はぼちぼち異なっています。
中○より化調が多く甘味旨味が強めで、中○の店舗の味というよりも中○のカップ麺の味に近いので、中○の味をカップ麺でイメージされている方にはしっくりくると思います。

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2020年11月04日

スープはトロみのある乳化タイプの濃厚豚骨。量がつけ麺やまぜそばと間違えるくらい極端に少ないですが、塩分はかなり強く、豚ほぐしアブラも付いてくるので、ヤサイをマシマシにして天地返しをすると、塩分が薄まり水分も増えて丁度良い塩梅となります。
麺は二郎系では珍しい全粒粉入りの多加水縮れ平打太麺。つけ麺によくあるつるつるプリプリのタイプですが、スープもオーソドックスな二郎系とテイストが異なるので、相性的には悪くありません。むしろ水で〆てつけ麺スタイルで頂くのも良さそうです。
ブタは甘口でトロトロに軟らかい角煮風の大判バラ塊が1つ。ご飯に乗せても普通に合いますが、脂身がかなり多いので、マヨネーズはお好みで。
二郎系というかガッツリ系で、再現度は低いインスパイアですが、これはこれとしてあまり二郎を意識せずに頂いたほうが楽しめると思います。

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2020年11月02日

スープは淡麗系で重厚感は無く、煮干のエグみ臭みを排除した上品な煮干出汁となっており、カエシはキリッとした醤油感があります。
麺は三河屋チックなコリコリ低加水角刃中細ストレート。スープの吸い上げがよいので、硬めに茹でたほうが味と食感の変化を楽しむ事が出来ます。
トッピングはInスープで太さの異なるメンマ4本と肩ローススライスチャーシューが1枚。
極にぼという煮干感の強そうな商品名ですが、内容は全然マニア向けではないので、クセの強いニボニボは苦手という方でも美味しく頂けると思いますが、逆に濃度を求めるニボラーには物足りないかもしれません。

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2020年10月23日

スープは同店の醤油や塩と同じ豚骨ベースのベジポタです。味噌ダレは北海道味噌や仙台味噌などを中心にブレンドされた辛口タイプで、酸味のキレもあり、醤油や塩よりもいささかアグレッシブな味わいです。なので途中で粉チーズを加えてみましたが、スープとの相性が良く、まろやかなテイストに変化しました。
麺も浅草開化楼製、チャーシューも表面を焼いた厚めのバラスライスと、スープ以外は醤油や塩と同仕様です。
スープはたっぷりあるので追い飯も良さそうですね。自分はストックしてあった花道麺を替え玉にして楽しみました。

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2020年10月22日

スープはラーメンと同じクリーミーでオイリーなまろやか鶏白湯。つけ麺の割にやや塩分薄めな上、柚子が強く甘めなのでフルーティな味わいです。
麺はラーメンの麺よりやや細めの多加水平打ち中太麺。ツルツルもちもちの食感ですが、こちらもラーメン同様にあまり味を拾ってこないので、スープにジャバジャバと泳がせて頂きます。
トッピングは肩ローススライスチャーシューが1枚。低温調理っぽいですが、Inスープなので湯煎の間に熱が通り、硬く反り返っていました。
とにかく柚子の風味と甘みが好みに合うかどうかですね。自分は途中からデザート感覚に変わっていました(笑)

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2020年10月22日

スープはまろやかでオイリーなややトロ鶏白湯で、鶏の濃度から大量のガラを使っているのが分かります。ゼラチン質も多く含まれていますが、塩気は穏やかなのでグビグビ飲めます。ゲランド塩の味がしますね、そこに白醤油でコクと旨味を乗せているのかな。
麺は麺屋棣鄂のエッジの立った角刃ストレート中太麺。モチモチコリコリの食感ですが、スープとの絡みはイマイチな上にスープの塩分も程々なので、味をあまり拾ってきません。指定時間の4分茹でにしましたが、もう少し短めでもよかったかも。
トッピングはバラロールチャーシューが1枚で、弾力強めの噛み応えがあるタイプ。
濃厚ですが、胃にもたれる事もなく腹持ちも良いので、思った以上に食べ応えがありました。

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2020年10月18日

店主は井の庄出身で、コラボのカップ麺も出しており、ラヲタの間では有名なお店です。
実店舗では4種類のラーメンと8種類の野菜を撰ぶシステムですが、本商品はデフォのラーメンとトマベジの組み合わせとなっています。お店ではスタベジとカラベジを選んだので、トマベジは初めて頂きます。
作り方はスープと麺のかけラーメンを作り、別皿に茹で野菜とソースを盛り付けます。この茹で野菜をかけラーメンに混ぜつつ頂くのがこのラーメンの食べ方となっています。
スープは魚介不使用の博多チックな白濁豚骨に白醤油のカエシを効かせた、ほぼ臭みもなくまろやかでコク深いトロトロ濃厚なタイプ。
麺は三河屋製麺のグッチリ粉の詰まった中太ストレート。博多ラーメンと違い加水率は高めなので、変に硬めにせずしっかり5分茹でたほうが麺本来の美味しさと食感を引き出せます。
トマトソースはオリーブオイルとオレガノの効いたマリナーラ風で、豚骨スープとの相性も良く、爽やかな酸味と甘みが見事に調和します。
茹で野菜はキャベツ、もやし、ニラ、にんじんの組み合わせで実店舗を再現出来ます。ただ加える前にレンチンなどで熱々にしておかないとスープが温くなるので注意です。
スタベジカラベジはテイクアウトもやっていたので、こちらのリリースにも今後期待しています。

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2020年10月18日

まずスープはカエシが別包になっているので、自分で味の濃さを調節出来るようになっています。
ベースは魚介不使用の動物系清湯で、鴨油やゼラチン質によりややモッタリとはしているものの、油分自体は控え目なため後味はあっさりしており、旨味もたっぷり。カエシは数種の濃口醤油ブレンドでキリッとしていますが、塩分は程良いのでグイグイ飲めます。
麺はやや平たく、ツルツルと喉ごしの良い自家製中太麺。加水率はさほど低くもありませんが、この麺に関しては3分位の硬めに茹でたほうがスープを吸い上げて味の絡みが良くなります。
トッピングはInスープで、シャキシャキ食感のメンマがたっぷりと、チャーシューは香ばしい吊るし焼き肩ローススライス&軟骨部が溶け出した軟らかパイカの2種類。
ファミリー層がターゲットのお店ですが、味の構成は実は結構マニアックで、お子さんでもラヲタでも楽しめるラーメンになっていると思います。

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2020年10月15日

スープは醤油と同じ豚骨ベースに鶏油を加えたベジポタですが、こちらのほうが塩気に角がなく、旨味が強く感じられます。
麺も浅草開化楼製の中太麺、チャーシューも表面を焼いた厚めのバラスライスと、スープ以外は醤油と同仕様です。
醤油よりもプレーンな味わいなので、調味料や香辛料を入れるのが好きな方は色々な味変が楽しめると思います。

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2020年10月15日

スープは豚骨ベースのまろやかなベジポタで、ニンニクの香りと鶏油のコクと野菜の甘みと醤油のほのかな酸味が効いています。ややトロみがあり、粗めの粒状になったじゃがいもや玉葱などの根菜類が沈殿していますので、頻繁に混ぜつつ頂きます。
麺は浅草開化楼の緩ウェーブ中太麺で、ポクポクとした食感。やや硬めに茹でたほうがスープとの絡みが良くなります。
付属トッピングは表面を香ばしく焼いた脂身の少ない厚めのバラスライスチャーシューが1枚。
油分も塩分も控え目なので、後味はあっさりしています。揚げにんにくを加えるとより再現度が増します。

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2020年10月09日

スープは昔ながらのうすあまガラ清湯でさっぱりしています。またカエシには老抽という中華のたまり醤油が使われている為、富山ブラックのように黒みが濃くなっています。
麺はツルツルシコシコのストレート中太麺。加水率低めなので、スープの吸い上げが良く、時間の経過と共に麺も黒みがかってゆきます。
トッピングはInスープで、豚肩ロースの薄スライスチャーシューが5枚。味は染みていますが、若干豚の匂いが残っており、ホロホロとした食感です。
スープが薄口なので、モヤシを加えると更に味が薄まりますが、九条ネギはたっぷり乗せたほうが再現度が高くなります。

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2020年10月07日

ファミレス系ラーメンチェーンという事で、まずインスパ系としては麺が細く、オーションながらコシは弱めでムチムチの食感。
スープは豚骨濃度、カエシの塩気、油分ともに少なめでマイルド。
付属トッピングは味付背脂が少々と、ブタは厚めのバラロールが三枚。辛魚粉は味変になりますが、二郎の味からはかけ離れます。
資本系ならではの上品なCKスープですので、地元の方、二郎系初心者、ファミリー層には良さそうです。

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2020年10月07日

スープはトロトロの濃厚豚骨魚介醤油で、煮干より節が効いています。
麺はコリコリ食感の低加水角刃中細ストレート。
付属トッピングはやわらかメンマと、別包でバラスライスの炙りチャーシューが3枚。
比較的オーソドックスなマタオマ系ですが、繊細なタイプでもないので、胡椒や唐辛子などのスパイスや、ニンニク、豆板醤などの調味料、またどんなトッピングを加えても美味しく頂けると思います。

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2020年10月07日

スープは背脂を浮かべた豚白湯に、エグみのない上品な煮干風味を重ねたタイプ。ちょっと塩気が強めです。
麺はコリコリ食感の低加水角刃中細ストレート。
付属トッピングは味の染みたウズラ味玉と、別包でバラスライスの炙りチャーシューと肩ロースのレアチャーシューが1枚ずつ。
煮干はニボニボのようなガツンとくる強さはなくマニア向けではないので、ニボラーには物足りないかもしれませんが、苦味や臭みが苦手という方は堪能出来ると思います。

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2020年10月06日

スープは醤油と同じくざらつきが舌に残る濃厚鶏白湯ですが、こちらは塩気がキリッとしており、旨味もより強く感じられます。
麺は醤油と違い卵麺ではありませんが、塩ダレに合うようによりしなやかで歯切れの良いものとなっています。
付属トッピングも醤油と同じコリコリの細メンマと切り落としバラチャーシューが3個。チャーシューは現在ブロック状になっていますが、またスライスタイプに戻るかもしれませんね。
トロトロの鶏ポタですが、塩も醤油同様に脂分は少なく、最後までスルスルと頂けます。

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2020年10月06日

スープはざらつきが舌に残る濃厚鶏白湯で、角がなく、再仕込み醤油の豊かな香りと甘みが感じられます。
麺はツルツルコリコリでやや加水率低めの卵麺。昔行った時は麺屋棣鄂の低加水平打中太麺を使用していましたが、現在は自家製麺に切り替えたようですね。
付属トッピングはコリコリの細メンマと大粒の切り落としバラチャーシューが3個。チャーシューは以前のスライス状のほうが好きでしたね、ブロック状だと鶏白湯の中で豚の匂いが浮く感じがします。
トロトロの鶏ポタですが、醤油ダレにもこだわりをみせる、芳醇な醤油の風味を味わえるラーメンとなっています。

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2020年10月06日

スープは醤油ラーメンとは異なる清湯タイプで、丁寧に掃除された煮干出汁は雑味がなく、透明感のあるクリアな味わい。
麺はツルパツの低加水角刃中太麺で、醤油同様にやや硬めに茹でたほうが食感の変化を楽しめます。
付属トッピングも醤油と同じやや幅広のメンマが3本に鳴門巻きが1枚と、繊維質が強くギシギシと噛み応えのあるモモスライスチャーシューが1枚。
無化調ですが、砂糖や香味油で旨味とコクをカバーしてあり、醤油とはまた違う函館っぽいテイストも感じられるような個性的な一杯となっています。

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2020年10月04日

つけ汁はラーメンと同じややコッテリ系の鶏白湯背脂醤油がベースですが、甘味酸味は目立たず、揚げネギの香ばしさと柚子皮の清涼感がアクセントとなっており、ほぐし豚も加えられた事によって麺との絡みも良くなっています。味的にはラーメンのほうが甘めで、つけそばは塩辛い印象です。
麺は加水率やや高めの緩ウェーブでラーメンの麺より太めですが、推奨時間の5分茹でを守る事で、ラーメンの麺と同じ外モチモチ中コリコリの食感に仕上がります。
付属トッピングもラーメンと同じですが、辛味調味料は全部使うと塩味が更に強くなりますので、予め丼底に敷くよりも、味をみながら使う量を調節して足すほうがよいかもしれません。

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2020年10月04日

スープはアッサリ寄りの鶏白湯に徳島産醤油をブレンドしたカエシと細かい背脂粒を浮かべたややコテタイプ。
麺は中加水の緩ウェーブ中細麺ですが、推奨されている1分40秒の湯で時間をきっちり守る事で、この麺の持ち味である外モチモチ中コリコリの食感が生まれるようになっています。
付属トッピングはホロホロの薄モモスライスチャーシューが5枚とシャキシャキの薄メンマ。
特製一味は唐辛子とニンニクと化調を合わせたコチュジャンのような辛味調味料で、スープに一本筋が通りキリッとした味わいに変化します。

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2020年10月01日

スープは豚骨が濃厚に煮出されており、塩分はインスパ系の中では比較的やや薄め。富士丸系らしく味付アブラも付いています。
麺はゴワピロの低加水強縮れ平打極太麺で、麺量の多さは宅麺ラインナップの中でも随一。
ブタは味の染みた大きな腕肉が一枚。
なお販売価格は再販前より大幅に上がっていますので、以前のCPを知っている古参利用者はどう感じるかってところですね。

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2020年09月22日

味付けには麻辣醤ではなく味噌ダレが使われており、辛味は弱いものの粘度と塩分が強く感じられます。八角が香りますが、その他の香辛料は軽めで目立った特性はありません。ラー油も控え目なので油分によるもたれも少ないですが、味自体は結構濃厚です。
麺は伸縮性の強いムチムチの多加水麺で、粘り気があり、汁気の少ないタレと混ぜにくくムラが出やすいですが、潤滑剤としてラー油や生卵などを加えると滑らかに仕上がります。つけ麺の熱盛のように一度ぬめりを洗い流してもよかったかなと思いました。
炸醤は細挽き肉でやや濃い口。後はクラッシュナッツが付属トッピングとして付いています。
担々麺と炸醤麺を取り合わせたようなタイプですが、全体的な味の調和やライスとの相性など、諸々計算されている一皿だと思います。

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